君がいなくなって
11.君のまぼろし
8月、お盆休み。
私とそーちゃんは拓海くんの家に行った。
このお盆は。
拓海くんの初盆になる。
「こんにちは〜」
久々に訪れる拓海くんの家は何も変わっていなくて。
拓海くんの部屋はそのままにしてあるって祥太郎くんが言っていた。
「真由ちゃん、見事なお腹!」
拓海くんのお母さん、彩子さんが嬉しそうに私のお腹を触った。
私も思わず微笑む。
「あともう少しだね!」
拓海くんのお父さん、賢司さんも喜ぶ。
本来なら、お腹の子供のおじいちゃんとおばあちゃんはこの2人だから。
初孫になるんだよね。
戸籍上はそーちゃんの子供でも、本来は拓海くんの子供。
時々、それを考えると胸が苦しくなる。
私とそーちゃんは拓海くんの家に行った。
このお盆は。
拓海くんの初盆になる。
「こんにちは〜」
久々に訪れる拓海くんの家は何も変わっていなくて。
拓海くんの部屋はそのままにしてあるって祥太郎くんが言っていた。
「真由ちゃん、見事なお腹!」
拓海くんのお母さん、彩子さんが嬉しそうに私のお腹を触った。
私も思わず微笑む。
「あともう少しだね!」
拓海くんのお父さん、賢司さんも喜ぶ。
本来なら、お腹の子供のおじいちゃんとおばあちゃんはこの2人だから。
初孫になるんだよね。
戸籍上はそーちゃんの子供でも、本来は拓海くんの子供。
時々、それを考えると胸が苦しくなる。