君がいなくなって
「そーちゃん、祥太郎くん!!」

二人の体を揺すって起こした。

「何〜???」

祥太郎くんが眠そうに目を擦った。

「あれ…?」

そーちゃんは静かに起き上がって辺りを見回した。

「いつの間に寝ちゃったんだろ…
なんか懐かしい夢を見ていた気がする」

そーちゃんは呟く。

「私、拓海くんに会ったかも」

あれは夢…?

「あっ!そう、俺も会ったよ!!」

そーちゃんは思い出したように言った。



「俺…体、ダルい」

祥太郎くんはパタリ、とベッド下で大の字になってまた、寝た。
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