君がいなくなって
「…無理?」

その言葉にかれんは頷いた。

「真由、私達には明るく振る舞おうとか、そんな気遣いは無用よ」

「そうそう。変に気を回すなよ。
平野らしく、素直に行動しろよ!」

私、そんな風に見られていたのか…

自分でも無意識だった。

「ん〜」

適当に返事をしたけれど。

私の中ではモヤモヤが。

いつの間にか無理をしていたの?
< 3 / 153 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop