君がいなくなって
「ぷぷぷ」

多分。

今、私は歩きながら満足そうな笑みを浮かべていると思う。

そーちゃんはそれを見て苦笑い

「あの子でしょ?
真由を突き落としたのは」

「なんで知ってるの?」

「拓海、あの日、怒り狂っていたから」



あれから。

まだ1年も経っていない。

それなのに。

すごく昔の事に思えるのは。

拓海くんがいなくなってから急展開な出来事ばかり起こって。

自分の人生が、想像出来ないくらい劇的な変化で。

色々考えたら物思いに耽ってしまうので。

やめよう。



今は目の前にいるそーちゃんと共に歩んでいるから。

今を大事にしないと。
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