罪な男



「ただいまー。」


少し疲れたな。
すぐにお風呂に入りたい。


そう思って洋服を脱ぐ。


ピリリリリ



その時携帯がなった。


私の携帯が鳴るのは

大輔か タクマ先輩くらいだ。



ディスプレイを見るとタクマ先輩の文字。


「はい。」


『今すぐ来て。』


「ぇ、でも私まだ・・・・。『デートだろ?


知ってるよ。でも今すぐ澪に会いたい。』



そう言う先輩の声は少し萎んで聞こえた。


今日あったばっかりじゃん。


そう思う反面少し嬉しくもなる。





< 20 / 78 >

この作品をシェア

pagetop