罪な男


「へへ。澪はすぐ自分の気持ちに嘘つくね。


俺は澪のこと好きだよ?」


「からかったくせに。」


すぐ調子にのるんだから。


「だって澪が見せるデレは珍しいからさ。

つい。ね、もっかい言って。好きって。」




「い、いやだ!無理。言わない。」


自分でも顔が赤くなるのがわかる。


「だーめ。言って?」


先輩に熱く見つめられてしまうと


私は目をそれせなくなる。


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