罪な男


あぁ。気持ちのこもったキスって


こんなにも心地よい。


少し苦しくて でも気持ちが伝わって


離れたくない。


目を開くと 不意に先輩と目が合う。


先輩の目は少し微笑んで また閉じる。


それだけで嬉しくなる。


このくらいの余裕が私にも欲しい。


わたしは先輩のキスに応えるのが精一杯で

油断すると溺れそうになる。



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