君から最後の恋文 〜love-letter~


俺が書いてきた水色の封筒ではなくて
淡いピンクの……


いつか、君が好きだと言っていた…




『あのね、私…さくら色が好きなの!』

『桜色?何で?』



『だってねっ、櫻色っ!』

『櫻ちゃんの色だもんっ』




いつか、君が言っていた…

君の好きな、櫻色。


俺色。


の手紙だ。

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