君から最後の恋文 〜love-letter~
この笑顔を…
あと少ししか見れないんだね。
そう思うと、鼻がツーンと痛くなった。
あと、何回。
あと何回。
君とキスができるだろう。
君に好きだと言えるだろう。
君が、私の名を呼んでくれるんだろう。
「恋文」
櫻ちゃん…
唇が触れ合う時、ひとつ涙を流した。
君に気付かれないように
すぐに俯いて
「櫻ちゃん…好き」
その溢れそうなほどの愛を
君に贈るの。