君から最後の恋文 〜love-letter~


毎日が終わるのは早くて。

時間が流れるのは早くて。



「もう、24日か…」


昨日、2学期が終わって。



もうみんなと会えないんだと思ったら

無性に泣きたくなった。



『ゆーちゃん、ばいばい』


そう言った私は涙目だったのだろう。




『何いってんのー、またねでしょー?』

ゆーちゃんはそう笑って私を抱きしめた。


『可愛い恋文ーぃ、風邪ひかないよーにね?』


『うん、ゆーちゃん』

『なぁに?』






『ありがとう』


このありがとう、には

いっぱい、思いを詰め込んだ。
< 148 / 226 >

この作品をシェア

pagetop