君から最後の恋文 〜love-letter~
毎日が終わるのは早くて。
時間が流れるのは早くて。
「もう、24日か…」
昨日、2学期が終わって。
もうみんなと会えないんだと思ったら
無性に泣きたくなった。
『ゆーちゃん、ばいばい』
そう言った私は涙目だったのだろう。
『何いってんのー、またねでしょー?』
ゆーちゃんはそう笑って私を抱きしめた。
『可愛い恋文ーぃ、風邪ひかないよーにね?』
『うん、ゆーちゃん』
『なぁに?』
『ありがとう』
このありがとう、には
いっぱい、思いを詰め込んだ。