君から最後の恋文 〜love-letter~


そして、お母さん。

お母さんは怒るとすごく怖いです。

おっとりしてて優しそうでいいなぁなんて

友達に言われるけどすごく怖いの。


だけどね、怒った後に優しく頭を撫でて

『もうしちゃダメよ』

って微笑むお母さんが大好きでした。


料理が上手で、いつも笑ってるお母さん。

美人で優しくて明るい向日葵みたいなお母さん。

そんなお母さんは私の憧れだったんだよ。



だからね、私がいなくなっても

お父さんを愛して

笑って、美味しいご飯を作るの。


櫻ちゃんと結婚したらお母さんと
ご飯を作るのが私の夢だったんだよ。


お母さん、産んでくれてありがとう。

痛い思いして…産んでくれてありがとう。
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