君から最後の恋文 〜love-letter~


そう、思ってるんだよ。

恋文………



「お、お邪魔します……」

恋文が緊張しながら、俺の家に上がる。


「くすっ、…親いねぇから大丈夫だって」


玄関前の廊下で止まっている恋文の前髪をくしゃっと撫でる。

「だ、だから…緊張してるの…っ」

え?


あー、そういう事な。



俺は恋文の耳元に口を寄せて甘く囁く。





「意識……してんだ?」

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