君から最後の恋文 〜love-letter~


そんなことを考えながら、恋文を足の間に座らせる。


後ろからぎゅっと抱きしめて
恋文の肩に顎を乗せた。


「温かい……ね」

恋文は照れくさそうにそう呟く。


可愛い。

愛しい。


そんな感情が俺を包む。


映画が始まる中、俺はぎゅっと腕に力を入れて。


「恋文」

振り返った恋文に優しく甘くキスを落とす。



「ん……っ」


甘い声が部屋に響いて、恋文は真っ赤に頬を染めた。




好きだ。


映画みたいに、
簡単に言えたらどれだけいいだろう。

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