君から最後の恋文 〜love-letter~


それから、恋文はいつも通りに戻った。


「おーうちゃんっ!」


「恋文…」


恋文は俺の教室に来て後ろから抱きつく。

そんな恋文の頭を撫でて
優しく唇を重ねた。


教室なんて…関係ない。


クラスメートも慣れた様子で俺達のことはほっといてくれるようになった。


「へへ、櫻ちゃん…好き」

そうはにかむ恋文は頬を染めて



涙を流していた─
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