ナ~スなカノジョ☆彡
「ケーシ! 大丈夫かッ!?」

「ダイジョばない。」

「腹とか胸とか痛くねぇーか?」

「腹か? たぷたぷ♪」


佳史はトレーナーとTシャツを巻

くり上げ、お腹の肉を軽く摘んで

みせた。

佳史は哲真の顔を見て安心したの

か、心配する哲真に対してそんな

くだらないジョークを言って笑わ

せた。哲真もそんな佳史を見て少

し安心した。


「ウチ帰って、トラック乗ってく
 るわ。」

「あいよ。」


事故現場から最寄のレッカー屋は

哲真の会社で、警察の事故処理後

に佳史の大切なバイクが知らない

レッカー業者へ引き取られること

が無いようにと、機転を利かせた

のだ。哲真がバイクで走り去った

あと、佳史は空雲を眺めていた。

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