ナ~スなカノジョ☆彡
佳史が入院した病院は、看護士の

多くが若かった。ケガ人とはいえ

32歳の男としてはチョッピリ嬉

しくもあった。だが、佳史にとっ

て恥ずかしくていられないような

出来事があった。

それは、佳史にとって初めての経

験だった。朝ごはんが終わると、

看護師達が慌しく病棟内を動き出

す。各部屋の患者へ暖かいタオル

を配るのだ。入浴の出来ない患者

は、これで身体を拭くのだ。もち

ろん入浴を許されている患者も、

朝のシャワー代わりにタオルをも

らえる。

病棟の慌しさが消えた頃、佳史の

部屋へ看護師がぞろぞろと4~5

人ほど入ってきた。

< 18 / 25 >

この作品をシェア

pagetop