ナ~スなカノジョ☆彡
哲真が趣味のバイクを店頭に何台

か並べておくせいもあり、乗用車

の車検や整備の仕事よりバイクの

仕事ばかり飛び込んでくる。今日

も午前中に常連さんの紹介と言っ

て、初めてのお客さんがこのバイ

クを置いていった。哲真はバイク

には妥協をしないので、ここへ来

るバイク乗りに評判が良い。ただ

、バイク好きに限って貧乏人が多

いことも自身を含め分かっている

ので、商売っ気のない安価で引き

受けてしまうことがいつものこと

だった。

その日の作業を終え一通り工場内

を片付けた二人は、いつもの様に

工場の事務所で缶コーヒーを片手

にタバコを一服ふかしながら、飽

きることなくバイク談義をしてい

た。


「※○&×#□%△*・・・」


哲真のケイタイが意味不明な音を

立ててバイブしている。

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