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新撰組、タイムスリップとくれば必ずや甘い展開になり、さもなくば時代が二人を分かつ悲恋物語…… が、しかしこちらの作品に関しては全くもって甘さもなければ悲恋もない。ただ出てくるのは野郎臭さといつ命を失ってもおかしくないという超現実的な事実。 そうだ、私達は忘れていた。 新撰組もただの人。 風呂に入らなきゃ臭う訳で…… 作者様の史実に対しての思いがバッサ、バッサと甘さやご都合主義的な展開を見事、斬り倒してくれてます。 所謂、新撰組のタイムスリップもの。 もちろん、歴史的人物達と落ちる恋物語も良し、けれどこういう事実を知るのもとても面白みがあっていいのでは?タイトル以上にリアルを感じました。 ページ数的にも読みやすいです。是非、一読ください。
まービックラこきますよ。 だいたいタイムスリップがファンタジーなはずが、読んでみたら身も蓋もないリアリティー。 これ、映像化できるもんならやってみろってぐらいに生々しいです。 ドキュメントが好きな方に、オススメします。
神社の次男坊の主人公。 人より妖気を感じる勘が強い彼。 おつかいで京都の神社に行って、名刀というか妖刀を開いてみると気を失ってタイムスリップ。 それも新撰組の世界。 知らないうちに隊士の仲間入り 局長の近藤さんにも声をかけられて王道タイムスリップ……ではなくて、あくまでもリアルタイムスリップ。 剣道をやっているとはいえ 現代人のもやしっ子。 そんな人斬りなんて無理。血の海なんて無理。食生活無理。トイレも……。 何もできないけどタイムスリップしたなら仕方ない。 しかも池田屋事件が目の前で、さぁどうしよう。 ドキドキしながら読んでました。 自分も一緒にタイムスリップして歴史上の人物を見た気分になりました。 途中の世代ループ解説にゾッとしたり 歴史を自分で変えれるかも……って考えたり。 楽しんで読みました。 リアルタイムスリップを体験したい方はぜひ。