メガネ男子と恋する乙女♡
「愛沢さんは昔ね、」
「ちょっ…それはっ━━━…!」
私の声も虚しく、
ショウの声は教室中に響きわたった。
「黒薔薇って暴走族の幹部だったんだよ。
皆、怖くて近づけなかったよー!」
「えっ…?」
教室は一瞬静まり返ってから、ざわめき出し、カナは凄く驚いてる。
「あれ、もしかして隠してたの?」
私は到堪れなくなって、その場から逃げた。
「美羽、待って!」
後ろからカナの声が聞こえたけど、
構わず廊下を走る。