メガネ男子と恋する乙女♡
「え、蕾奈様…?!」
「ああ、分かった。授業もあと5分で終わるから、そのまま教室に戻って良いぞ。」
「ありがとうございます。」
私は真澄の手を引いて保健室へ行くが、
保健室の先生は不在で居なかった。
「その座って、真澄。」
「え、いいえ、自分でやりますから。」
「いいから座って!」
私の言葉に真澄は、すとん、とイスに座る。
私は向かい側に座り、湿布を真澄の腕に貼る。
「…申し訳ございません。
蕾奈様にこんな事させてしまって…。」
「元はといえば、私がぼーっとしてたせいなんだし、気にしないで。」
「蕾奈様…。あ、ちょっと失礼しますね。」
すると、突然真澄の手が近づいて来て、
私の頬に触れる。