メガネ男子と恋する乙女♡

えっ…な、なにこれ…!?
なんで頬なんか触れて……。



「よし。取れましたよ、まつ毛。」



「え……。」



びっくりした…。
まつ毛取ってくれただけだったんだ。
私…今凄くドキドキしてる…。



「蕾奈様?」



「わ、私、カバン取りに行ってくるっ…!
すぐ戻るから、真澄はここで待ってて!」



「蕾奈様っ!荷物なら私が━━━━…」



真澄の言葉を待たずに保健室を飛び出した。
教室の前まで来ると途中で立ち止まる。



「そういえば、真澄先生大丈夫かなー?」



ドアは閉まってるが、窓が少し開いていて、
中からクラスの女子の声が聞こえる。



「大丈夫でしょ。それにしても真澄先生って
ほんと二条さんに過保護だよねぇ。」



「そりゃ、執事だし?」

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