メガネ男子と恋する乙女♡
「でも度が過ぎてるよねぇ。行き過ぎっていうか。」
確かにそうだけど、でも……
何も知らないくせに真澄の事悪く言わないで…。
「確かにねー。ま、でもカッコイイよねぇ。
私は真澄先生の事好きだなぁ〜♪
あんな人と付き合いたい♡」
「っていうか、二条さんも甘え過ぎじゃない?いっつも真澄先生に色々させてさぁ。」
心臓がどくんと嫌な音をたてる。
「だよね。確かに二条家のお嬢様だけど、
出来る事は自分でやれって感じ。」
頭を鈍器で殴られたような衝撃が走る。
私、こんな風に思われてたんだ…。
普通の家庭に比べたら、お手伝いさんもいるし、真澄もいるから自分でやらない事もあるけど…。
その時、いつの間にか後ろにいた真澄が
教室に入って行った。
「失礼ですが、蕾奈様は出来る限り、
ご自分でやられていますよ?
それにやらされている訳ではなく、
私が蕾奈様にしてあげたいだけですし。
私の事は何を言おうが構いませんが、
蕾奈様の事を悪く言うのは止めて頂けますか。」