メガネ男子と恋する乙女♡
聞いたことない低い真澄の声。
私のために怒ってくれてるの…?
「ごめんなさい…。」
女子達は俯いて謝る。
「いえ、分かってくれたのならそれでいいです。ああ、それから私がお慕いしているのは蕾奈様ですので、他の方は眼中にありません。」
どきん、と胸が高鳴る。
真澄は笑顔でそう言い残し、
私の手を引いて、その場を後にした。
「蕾奈様、大丈夫ですか?」
「うん…ありがとう。」
「いいえ、当たり前の事をしたまでです。」
そう言って優しく微笑む真澄。
お慕いしてるって…
真澄も私と同じ気持ちだって思っていいの…?
車で家に帰えると、そのまま部屋に入る。
しばらくして、真澄がティーカップを持って来た。