メガネ男子と恋する乙女♡

「…でも、それって今も好きだって事…?」



「もう気持ちを隠しているのも限界ですね…。」



真澄は跪き、私の手の甲にキスをする。
まるで、プロポーズをされているみたいに。



「…はい、私は蕾奈様を愛しています。
例えどんな罰を受けようとも、この気持ちは変わりません。蕾奈様の答え聞かせてくれますか?」



「わ、私も…私も真澄の事が好き…。」



「…ふふ、知っています。」



「えっ…なんで!?」



「以前、偶然蕾奈様の日記を拝読しました。」



「なっ…!?」



一気に顔が熱くなる。
あそこには誰にも言えない、
真澄への気持ちを書いていたから。



「日記を書いている途中で
うたた寝していた蕾奈様に
掛物を持って行った時、たまたま
真澄という文字が見えてしまいまして。」



完璧な笑顔で微笑む真澄。

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