【対談】桜雛×キャラ
結局、坂下があまりにも嫌がるのでタクシーで向かうことになった。
暖簾をくぐり、カウンターに座る。
それにしても、座面が高いカウンターって座りにくいよな…なんて思いながら、まるでよじ登るようにして座った。
呑む前に少し腹に入れることにし、寿司を3貫程いただく。
赤身はあまり好きじゃないから外して…。
「ウニ・いくら・エビ…で良いよね?」
一応聞いている風に感じられなくもないが、私の場合は強制執行するよって宣言だ。
「私は好き嫌いがありませんので、構いません。」
悪かったな、好き嫌い激しくて…。
それにしても寿司屋っていうのは、何で同じネタを2貫づつ出すのだろう?
アレもコレも楽しみたい人間としては、1貫で充分なのだが…。
坂下に話を振ると、意外な答えが返ってきた。
「こうして、偶然を装って手に触れることができるから…でしょうか?」
寿司を手にしようと伸ばした手に、隣の寿司を取ろうとしていた坂下の手が触れた。
「…で、ホントの理由は?」
「私も存じません。」
「坂下、今までに何人の女を引っ掛けた?」
「言わぬが花…でしょう?」
そう言うと、坂下は寿司を食した。
暖簾をくぐり、カウンターに座る。
それにしても、座面が高いカウンターって座りにくいよな…なんて思いながら、まるでよじ登るようにして座った。
呑む前に少し腹に入れることにし、寿司を3貫程いただく。
赤身はあまり好きじゃないから外して…。
「ウニ・いくら・エビ…で良いよね?」
一応聞いている風に感じられなくもないが、私の場合は強制執行するよって宣言だ。
「私は好き嫌いがありませんので、構いません。」
悪かったな、好き嫌い激しくて…。
それにしても寿司屋っていうのは、何で同じネタを2貫づつ出すのだろう?
アレもコレも楽しみたい人間としては、1貫で充分なのだが…。
坂下に話を振ると、意外な答えが返ってきた。
「こうして、偶然を装って手に触れることができるから…でしょうか?」
寿司を手にしようと伸ばした手に、隣の寿司を取ろうとしていた坂下の手が触れた。
「…で、ホントの理由は?」
「私も存じません。」
「坂下、今までに何人の女を引っ掛けた?」
「言わぬが花…でしょう?」
そう言うと、坂下は寿司を食した。