【対談】桜雛×キャラ
「じゃあ、桜雛の長編3作目【はつ恋】の完成を祝して…。

かんぱーい!」



「あー、はいはい乾杯。

ってか、大声あげんといてくれる?」



「あはは、悪い。」



なんて言いながら、澤弥は冷酒用グラスに注がれた梅酒に口をつけた。



私もそれにつられて酒に口を付けようとした時、気づいた。



「ってか、お前…未成年じゃないのか!?」



「少なくとも、高校は卒業してるよ。」



「……。」



もう、何も言うまい…。



そう思った私だった。



防犯目的で点けられてるライトが、桜の木を照らす。



花見といえば、名古屋城だと思っていたが…



ここの桜は大木だし


他に花見客は居ないし



最高の穴場だと思った。



「今回は、執筆始めてから完結までに時間かかったな。」



「んー、下書き無しで書いた影響がデカイみたい。

長編の前2作品は、セリフ1つ漏らさずにキッチリ紙に書いてから打ち込みしてたもん。」



「途中、短編にも手出してたしな。」



澤弥にそう言われて、それもあるのかな?と思い始めた。



何せ、3作も書いたもんなぁ。





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