シュガーとワルツは踊らない♡ドキドキ同居生活♡





嗚呼、そうだ。


私、いつもこの時間はお母さんと今日学校であった事話したり

お母さんが晩御飯作ってくれてる間のテーブル拭きやお皿並べしたり


何だかんだ色々してたんだ。


別に見たいテレビが無くたって、スマホ触ったり本を読んだり暇を潰す事は出来るけど。



一人は寂しい。


早く家政婦さん来ないかなぁ。


話す人が居れば、まだ何か違う気がした。


「10分クッキングって、材料の下拵えで既に10分かかってるから既に10分クッキングじゃない気がするんだけど」


なんて可愛くない突っ込みをテレビに向けて吐いてみたりする。


まあ本当の所は調理し始めてから10分で完成するから10分クッキングなんだろうけど。



にしても、ちょっと眠いなぁ。


朝も走ったし、体育の授業も私にしては全力で取り組んだしで身体が幾分疲れているみたいだった。


ちょっとだけ、


もし眠っちゃってたとしても家政婦さんが来たらチャイムの音で目が醒めるよね。


うん、ちょっとなら大丈夫だよ...


既にぼんやりする頭の中でそう結論付けて私は目蓋をゆっくりと閉じる。


そうして襲い来る微睡みに意識を預けたのだったーー






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