シュガーとワルツは踊らない♡ドキドキ同居生活♡





「だ、男性の方だったんですか」


予感していたとは言え、予想外の展開に私の声は上擦る。



「すみません、本当は女性スタッフの筈だったんですけど急に都合がつかなくなってしまって急遽私が派遣される事になったんです。


やっぱり男性は困ります、よね?」



困るに決まってるよ!

年頃の女の子だよ、私!


しかもぴちぴちのJK! 女子高生だよ!


そう捲し立ててやりたい所だけど、申し訳無さそうに頭を掻く男の人を見ると強く言えず。


「い、いえ、そんな事は...」


なんて答えてしまっていた。



「本当ですか?
どうしても気になる様でしたら、うちからは女性スタッフの派遣は難しいですが他の所でしたら女性スタッフの空きがあるかも知れないので良かったら探させて頂きますよ。

急に手配が出来無くなったのはうちの不手際なので」



そ、そうして貰えたらその方が助かる!


でも、来れなくなったのはこの人自身の不手際じゃないしなぁ。

何だかこの男の人に申し訳無い様な気がする。




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