平等ってなんなの?
あー迷惑かけちゃった。

仕方ないじゃん…友達いないんだもん…
頼れる人が…音采くん達だけなんだもん…

音「大丈夫。落ち着いた?」

「ぅん…」

音「なにがあったの?
ゆっくり話せるなら聞かせて…?」

話しても大丈夫かな?
離れたりしないかな?

「同じクラスの子が来たの…」

音「ぅん。」



「~って言ったの。そしたらね…」

「『あんたの仮病ゎクラスみんなしってるのりゅーちゃんも藍くん達も先輩らも迷惑だっつーの死ねよ。うざい。』って」

「なりたくて、病気になったんじゃない。仮病じゃないの…」

音「俺ゎ知ってるよ、珱珮が休んでた時もさっきも俺達に迷惑かけないようにしてた事。勉強も頑張ってたこと。俺達ゎ知ってる。」

音「それ、誰だったか分かる?」


「さなえって聞こえた。」

「なんで、私ゎこんな事言われなくちゃならないの?兄妹なのに、幼なじみなのに、彼女なのに。私、なにか悪いことしたのかな?」

音「珱珮ゎ悪くないよ。
これからも、ずっと俺の側にいて、もちろん、藍や星斗、眞音や眞紀の側にも。」

< 15 / 76 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop