花の色は 移りにけりな いたづらに


「…君は俺のものだと言ったはずです」


え…?


「桜芳の初めては全て俺が相手です。

キスも…

処女も…

何もかも一ノ瀬の『色』ではありません」



「…っ!」



そう、初めては全て暁臣さんがおしえてくれた…




「君が『華』を知らないのは何故だと思う?」




「…え?」



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