花の色は 移りにけりな いたづらに

そんなはずはない…
だって私は後釜なのだから…




「…だから今更俺から逃げようだなんて許さない

俺の妻として『華』開くまで、いや、朽ちて種になるまで…

地の果てまで追いかけてやる…」




普段敬語の暁臣さんが…

この人は本気だ…


許嫁の真実をこの人は知っているのだろうか?

知っているとしたらなんて残酷な人…



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