花の色は 移りにけりな いたづらに



「っ!?

な、な、なにを!?」



首筋に感じた激痛。



「…俺に抱かれているのに一体誰のことを考えているのですか?」


「あ、暁臣さん…えっと、その………」



暁臣さんの冷たい視線にぞくりとする。

どうやら首筋に歯をたてられたらしい。


これは絶対歯形がついているわよね…


首筋はジクジクと痛む。


「俺以外の男のことを考えるんじゃないよ?」




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