15人格者と普通の少女

タイトル未編集

能力誠は、黒と青の髪をとかしていた。誠は、帽子をかぶって部屋を出た。
「お父さん、おはよう」誠は、リビングのソファーに座った。父親である弥生は、椅子に座って新聞を読んでいた。
「あー、誠。おはよう、よく眠れたか」弥生は、手を叩いて使用人を読んだ。使用人に朝飯を頼むと新聞を畳んだ。「また、事件だってよ」ニュースで超能力が操れられなくなって二人が負傷を負ったことが流れていた。
「またか」「あ、お父さん。今日から二週間また行ってくる」「あー、分かった」誠は、鞄を取って家を出た。向かったのは、この街で一番治安の安定しない地域、西橋区。所々で、いつも喧嘩が起きている。誠は、その中でも治安がいい東部に家を借りている。中に入ると、二人の男性がいた。黒い髪にパーマをかけ、黒と緑の目をサングラスで隠した男性と茶髪の間から銀色の髪が見える男性の二人が学校の制服を着ていた。