評論&弄くりノート >兼足跡帳<
 彼女は退会してしまわれたから、その後の動向は解らずじまい。

そこまで親しく付き合っていた訳ではなかったので確かめる術も無い。



 勿論それは、単なる俺の思い過ごしかも知れない。でもその可能性も否めない訳で……。



 自分の無力さをまた思い知った出来事だった。



 そして今、物書きの同胞『哀神さん』が大きな手術に挑もうとしている。

哀神さんとはまだ知り合ったばかりだが、俺は力になりたかった。





 俺は気功というかファザーズタッチというか、レイキと言えばいいのだろうか……。人の肌に触れて痛みを和らげてあげる事が出来る。

手から何か『気』のような物が出るのをイメージしながら手のひらを当てると、その箇所が熱くなって痛みが引くんだとか。

そういう宗教に入っているわけでも、修行をしたわけでもないのだが、やってみたら『出来た』のだ。
(;^_^A

 だから今、こうして手をかざす。北の方に向けて、この思いと共に。



『俺のレイキよ。哀神さんに届け!』



 確かに手応えを感じた。何かの足しになってくれる事を祈る。


☆これを偶然見付けた人!
あなたもどうか祈って下さい。
(-人-)
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