君のひだり
第1章

隣の席

高校3年生の春。


あぁー、緊張する!


知ってる友達がたくさんいればいいなー。


ガラッ


扉を開けると、


「詩織ー!!同じクラスだね!」


「良かったー!詩織なかなか来ないから違うクラスかと思ったよ!」


「また一緒だね!よろしくー」


仲のいい友達もたくさんいて本当に嬉しい!


良かったー!


「みんなまたよろしくね!」


黒板に貼ってある座席表を確認する。


あっ、1番後ろだ!


窓側の1番後ろの席。


でも、窓側から2列目。


どうせなら1番端が良かったんだけどなー。

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