君のひだり

私は勢いよく洗面所を出てお店に向かって走る。


バタンと大きな音を出して扉を開けるとお母さんはびっくりしたようで


「詩織!?なに走ってるの!静かに開けなさい!」


と、怒られたけどそれどころじゃない。


私は本棚にあるソネット集を取って中を見た。


そこには半分におられたノートが1枚挟まれていた。


私は深呼吸してその紙を見る。


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