君のひだり
俺は片耳難聴で、生まれつき右耳が聞こえない。


小さい頃から色んな治療をしてきたけど何も効果は無かった。


小学2年生の時にこれなら聞こえるようになると言われて受けた手術も意味が無かった。


もう一生右耳が聞こえることは無いと諦めていた時、俺を変える出来事がおきた。


俺がベッドで絵本を見ていると外からサッカーをしている男の子が見えた。


楽しそうに笑っているのに惹かれた俺は外に出て、男の子の側に近づいた。


男の子は松葉杖を使ってサッカーをしていた。


俺がいることに気づくと、


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