君のひだり
「あら?蒼瀬君?いらっしゃい!」
詩織のお母さんが料理を運びながら話しかける。
「お邪魔してます。あっ、ケーキどっちも美味しかったです。」
「本当!?良かったー。」
そう言って笑う姿が詩織に似ていてちょっと笑った。
そのままお店を後にして家に向かって歩く。
さっき詩織のお母さんが笑ったのを見て思い出した。
自分の母親が耳が治るかもしれないと言ってパンフレットを見て喜んだ時、今までにないくらい笑顔だった。
俺の右耳が治るのをあんなに喜んでくれる人がいる。
俺にとって心強い存在。
詩織のお母さんが料理を運びながら話しかける。
「お邪魔してます。あっ、ケーキどっちも美味しかったです。」
「本当!?良かったー。」
そう言って笑う姿が詩織に似ていてちょっと笑った。
そのままお店を後にして家に向かって歩く。
さっき詩織のお母さんが笑ったのを見て思い出した。
自分の母親が耳が治るかもしれないと言ってパンフレットを見て喜んだ時、今までにないくらい笑顔だった。
俺の右耳が治るのをあんなに喜んでくれる人がいる。
俺にとって心強い存在。