君のひだり
「ばぁ!!」


「えっ!?」


蒼瀬はびっくりして後ろを振り返った。


座ったままずっと私の顔を見てくるから恥ずかしくなって、


「蒼瀬、その、そんなに見られると恥ずかしい・・・」


「あっ、ごめん。詩織浴衣似合うな。」


恥ずかしがらずに言うから私の方が照れてしまう。


「顔赤いし。ほら、行こ!」


そう言って私の右手を握る。


「うん。最初何食べる?」


「俺はー、お好み焼きかな。」


「じゃあ、私はたこ焼き。」


色んな屋台を見ながら食べ歩きをした。

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