君のひだり
そう言って笑う蒼瀬にまたドキッとした。


確かにドキドキするけど、私も一緒にいれて楽しい。


って言うか、花火に夢中で告白出来なかった。


「そろそろ戻ろっか。」


そう言って立ち上がる蒼瀬。


ちゃんと、言わなきゃだめだ。


私の気持ち。


「蒼瀬!」


私は蒼瀬に向かって叫んだ。


「どうした?」


「あの、その、言いたいことがあって。」


そう言うと心臓が今までにないくらいバクバクしてきて・・・


でも、今言わなきゃ絶対後悔する。

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