最後の歌
この日は雪が降っていたのに
お客さんが多くて大変だった。
あたしも休む暇なく忙しく
働いていた。
そんな時、ともに話しかけられた。
「あの、注文いいですか?」
これが、ともの第一声。
だからあたしも
「はい!!お伺いいたします!」
って返した。
客と店員って立場だから
当たり前の会話。
他のお客さんと同じで
最初は全く気にならなかった。
だけど……。
『ただのお客さん』ではなくなる出来事があった。