最後の歌
あたしはリビングへ走った。
「トモっ!!!」
『おっ!有柚。』
「あたしは別れたくない…っ。
トモと別れる以上に…っ辛いことはないから…っ。」
『泣くなよ〜。ってか俺が泣かしたんだよな。』
「トモが別れるとか言うから〜…っ。」
『ごめんな?俺の立場理解して有柚は付き合ってくれるって言ってたのに、俺なんか不安で。』
「あたしにはトモ以外の人とか考えられないもん。」
『俺も有柚以外なんて考えられねえ。もう別れるとか言わないからずっと一緒にいてくれる?』
「当たり前じゃん。トモのばか!!」
『さすが有柚。』
「トモの彼女だもん。」
『そうだな!!』