最後の歌
『こんばんは〜!』
百合ちゃんが赤ちゃんを連れてやって来た。
「百合ちゃんの赤ちゃんかあ。可愛いね!名前何て言うの?」
『有柚ありがとう。大輔っていうの!』
「大輔くんか。抱っこしてもいい?」
『うん!まだ首座ってないから首支えながら抱っこしてね。』
「わかった!」
初めて抱っこした大輔くんはすごく小さくて軽かった。
だけど、あたしにはすごく重くも感じられた。
こんな小さくてもちゃんと生きてるんだね。