雨のバレンタインデー

　まだショックが抜けないまま、私はT.Yに聞いた。
　『なんで言ったん？』
すると、
　『え、だっておもしろいやん、Misarinだって仲間多い方が良いやろう？』　
私は頭に来た。
　『は？何で？言わないって約束したよね？確かに仲間は多いほうが良いかもしれんけど、せめて私の許可を取ってから言ってよ。あと、おもしろいって何なん？人の気持ちをバカにしてるの？』
色々いっぺんに言ったから伝わるか分からなかったが、
　『別にバカになんてしてないよ。言わない約束なんてしてないけど。』
最低。もう耐え難い。なんで相談したんだろうと心底後悔した。そして、こんな感じでしばらく喧嘩になった。
　しかし、もう喧嘩ばっかりしていても始まらないので仲直り。もう私は一人でYに渡そうと決心した。