黒桜~サヨナラの前に~
第一章



明日を見るのが怖かった。



明日が嫌いだった。



いつもと同じ日がまた来るのを怖がり、自ら行動してみたけど、強がっているのは上部だけ。



こんな世界に何であたしは産まれてしまったんだろう。







……嫌い。



この世界も。



学校の人達も。



親も。



………自分さえも。







荒ぶる感情は、全て裏の世界で爆発させて。



いつも……いつも正義ぶっては、関係のない人達ばかりを巻き込んでいた。









こんな自分がバカみたいだ。


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