黒桜~サヨナラの前に~
人なんかと関わっても、結局は自分が辛い思いをするだけ。
それなら、自分から線を引いてしまえ。
「……なら、何でその子達と関わってるの?」
可愛い系のこが疑問に思ったのか、あたしに聞いてくる。
「この三人は、あたしの特別なの。」
唯一あたしが心を開けた相手。幼い頃から一緒に居るっていうのもあるけど……。
「特別?……お前は、自分から嫌われ者になってんじゃねぇのか?相手に心の線を引いて、自分から離れていってんじゃねぇのかよ!?」
「うるさいっ!!あんたたちに何が分かるのよ!?あたしのことなんて何も……何も知らないじゃない!」
「あぁ!知る分けねーよ、てめぇの事なんか!だから、これから知り合って、助け合いたいって思ってんだろうが!!」
何よ、何なのよ!?
沢山の仲間がいて、慕われて、自分のやりたいことだけを出来るあんたみたいな人には、絶対に関わりたくない!