黒桜~サヨナラの前に~
「舞娜、ちょっと、落ち着け。」
「連も落ち着きな。」
周りにいた人達があたしと連ってやつを止める。
「もうやだ。……気分悪いし、帰る。」
「ん。そうした方がいい。」
そっからは、幸ちゃんに協力してもらいながら四人で帰った。
家について、リビングの扉を開ける。
リビングのソファに座っていたのは、お母さん。
あたしたちを見て、驚いてる。
「なっ!何でこんな時間にここにいるのよ!?学校は?学校はどうしたのっ!?」
「サボった。」
「サボったですって!?」
お母さんは、家のあとを継ぐ前に全てに決着を着けるためにあたしを不良高に通わせてる。
ヒステリックに叫んで、あたしたちに詰め寄ってくる。
だからあたしは、皆を守るように皆より一歩前に出た。
――――パシンッ!!