黒桜~サヨナラの前に~
いじめが始まる
そのあと、あたしたちはすぐに眠った。
次の日朝の4時30分に目が覚める。
回りを見ると、みんな眠っていた。
「……お風呂入ろ。」
下の階にあるお風呂にタオルと下着を持って行く。
頭と体を洗ったあと、すぐにあがる。シャワーだけでいっかって思ったからね。
「あ、服、持ってくれば良かった。」
……ま、いっか。
あたしはまだ誰も起きていないことを良いことに、下着だけで部屋に向かう。
―――――ガチャ
「ん、ヤッパリ、誰も起きてないね。」
良かった、良かった!
「くしゅんっ……!」
寒い。は、早く服着よう。
いくら、夏と言えど、寒がりなあたしには寒い。
制服を着て、髪を乾かした頃には皆、起きていた。
「お風呂入ってくるよぉ~」
3人も入んなかったから、順番に入るみたい。でも、早くしないと学校に遅れるよ?