黒桜~サヨナラの前に~
「と言うことだから……行ってきまーす!」
「……は!?ちょ、待てって!」
あたしたちが集まる場所。それは、あたしの部屋。陸もみぃも親とかの間に色々と問題があるから。
ここで、寝泊まりしてる。
で、今太陽が昇っている時間だよ!今日から、転校なんだよね!
急だよね!ま、あたしが決めたことなんだけど。
止めようとしてくる陸も降りきって、家の外に急いで出る。家のすぐ隣にある車庫に入り、自分のバイクを取り出した。
「まぁてぇぇえーーっっ!!」
迫力満載の顔をチラ見してみる。それから……
「あははっ!怖い顔~!」
なんて言って、バイクに乗り大きな音を出して、発信させる。
おってくるかなぁ。いや、さすがにあり得ないか。
一人悶々と考えながら走ってると、すぐに学校に着いた。
実はあたし、1度はこの学校の生徒だったの。でも、ある事件がおきてあたしは、この学校を止めた。
そして、陸達が通っていた高校に行ったんだ。
で、また戻ってきたって訳。