黒桜~サヨナラの前に~
みぃが校門の方を見て手を振ってる。
「あ、ホントだ!」
ん、ちゃんと着替えてるね!あ、勿論陸もみぃもね。
「よっしゃ!行きますかぁ。」
あたしは立ち上がる。そして、陸とみぃと校門にいる白の方へ歩いていく。
「白、行こっ。」
「おう。にしても姉貴、急に呼ぶとかバカなの?」
「バ……っ!?」
バカ!?突然何てこと言うのかしら!!
「まぁ、まぁ。とにかく行こう?」
みぃの言葉であたしたちは動き出す。
これから向かうのは裏の世界。決して綺麗とは言えない。